Unravel System(アンラベルシステム)は、「カラーバス効果」という心理学効果を原稿に取り入れることで、リーダーが発表した方針がどれだけ浸透しているかを測定するJunkanのオリジナルシステムです。
システムのポイントは、原稿設計です。取材内容により設計は異なりますが、今回は、下記の3つの要素に分けました。
例えば、3ヵ年計画の方針が「心の裏側の接客」だとします。それを具体化するための行動として ・聞く力 ・探る力 ・叶える力 の3つのキーワードが掲げられたとした上で参考記事をご覧ください。
・心に響く感動要素を含んだブロック
・多くの社員が仕事の中で経験し共感できるブロック
・方針発表の本質と行動指針を含んだブロック
②のブロックにある「その為には、お客様が発する言葉だけではなく、心の底にあるお気持ちを聞き出すことが大切だと思います。求められている商品が欲しい理由を聞き出すことで、お客様にとって本当の意味で適した商品を提供することができます」の中には、方針として掲げられた3つのキーワードが含まれています。
「選択的注意」の作用を用いることで、方針発表の内容が記憶に刻み込まれていれば、方針発表の裏側にある本質が描かれているブロック②を無意識の中で選びます。① ③のような、共感や感動といった要素をあえて組み込むことで、それらに引っ張られることなく②を選択する社員がどれだけの数いるかをデータ化することで、経営ビジョン等、会社が進んでいる方向への参加意識が測れます。
また、概要から本質へと原稿内容の難易度を高めることで、意識だけではなく理解度も測ることができます。
”ならではの強さ”を生み出すためのビジョンも、日々の業務に追われ社員の意識から消えていたとしたら、行動は変わらず、一枚岩の強い組織を生み出すことはできません。
Unravel Systemを組み込んだコンテンツの閲覧数やアンケート結果を分析することで、如何にして自社の存在意義や使命を理解してもらうか、仕事への意識改革や行動変容を促すか等、社内広報活動に活かすことができます。